波除稲荷神社 <<築地さんぽ6月号>>

築地市場に隣接した狭い敷地に、波除稲荷神社はひっそりと建っています。

波除稲荷神社の本殿

波除稲荷神社の本殿

創建は1659年(万治2年)。4代将軍徳川家綱公の江戸湾埋め立て工事が激しい波風によって難航していた際、この近辺一帯の海面に光って現れた稲荷大神の御神体を祀ったところ、波風がピタリとやみ工事も無事に終わったと伝えられます。以来「波除さま」という尊称とともに災難除・厄除・商売繁盛の神様として地元の人々に親しまれています。

波除稲荷で有名な例大祭が、毎年6月に行われる「つきじ獅子祭」です。創建当時から350年以上も続く伝統行事で、2012年には御鎮座三百五十年奉祝大祭が行われました。巨大な獅子頭を神輿のように担いで街を練り歩く光景はおなじみです。雄の天井大獅子、雌のお歯黒獅子は社殿に納められており拝観できます。

このほか、魚介類の取り扱いを生業とする人々が多い場所柄、魚介類の霊を慰めるため、すし塚、海老塚、鮟鱇塚、活魚塚などが境内に建てられています。

雌の獅子頭「お歯黒獅子」

雌の獅子頭「お歯黒獅子」

雄の獅子頭「天井大獅子」

雄の獅子頭「天井大獅子」

 

築地さんぽ(本文用)