龍馬ゆかりの地 <<築地さんぽ5月号>>

今回は、坂本龍馬ゆかりの地を案内します。

まずは土佐藩邸中屋敷です。龍馬は10代で剣術修行のため江戸に出て、寄宿先を築地の中屋敷にしました。その跡地が、現在の築地警察署から中央区役所一帯です。

土佐藩邸中屋敷があった辺り。手前の建物は築地警察署

土佐藩邸中屋敷があった辺り。手前の建物は築地警察署

龍馬はここから、京橋1丁目付近にあった桶町の千葉定吉道場に通い稽古に励みました。黒船が来航したのは龍馬が江戸に到着して間もなくのことで、そのときは龍馬も藩命により品川の下屋敷まで出張しました。

次に、龍馬の師・勝海舟が教授を務めていた幕府の軍艦操練所です。

同所は、現在の築地市場の地にありました。長崎海軍伝習所に続く幕府の海軍教育機関として、1857年(安政4年)に設置されました。

軍艦操練所跡の案内板。築地市場の前にある

軍艦操練所跡の案内板。築地市場の前にある


その後、長崎海軍伝習所の閉鎖とともに幕府海軍教育の中核施設になりました。1864年(元治元年)に築地の施設の大半が火災で消失したため、勝海舟はこれを期に、龍馬が塾頭を務める神戸海軍操練所を幕府の中核施設にしようと画策しましたが、小栗忠順らが築地の操練所を速やかに再建したため、その計画は頓挫しました。なお、龍馬と同郷のジョン(中浜)万次郎もここで教授を務めたことがあります。

 

 


築地さんぽ(本文用)