スポーツルール

テレビ観戦のための冬季スポーツルール

テレビ観戦のための冬季スポーツのルールを掲載しました。

■スキー

◇アルペン
(共通ルール)
選手は2本のスキー板と両足で全旗門を通過しなければならない。通過できなかった場合には登りなおして通過することが許されている。スキー板が1本外れた場合、残された1本のスキー板と両足が旗門を通過すればよい。ポールを両足でまたぐ、或いは不通過のまま滑り降りた場合は失格。最後の旗門通過後にスキー板が外れるなどあった場合、歩いてフィニッシュラインを越えても良い。

▽回転(スラローム)
細かく設置された旗門をリズムよくクリアしていく、ターンテクニックが問われる技術系の種目。2本の滑降タイムの合計で順位を競う。コースは2本のポールを水平に設置するオープンのほか、縦一列に配置したストレートやウエーブ状のヘアピンなど変化に富んだ旗門でレイアウトされる。選手はタイムを縮めるために、非常にタイトなライン取りを狙う。ポールのギリギリを通過するため、そのままだとポールが選手の体を直撃する。そのため、ストックと腕でポールをなぎ倒していくがこれはルール上問題はない。

▽大回転(ジャイアント・スラローム)
2本の滑降タイムの合計で順位を競うが、1本目と2本目で旗門設定を変更しなければならない。回転に次いで旗門数が多い種目。大きめのロングターンが中心だがスピードを落とさずクリアするために、卓越したターン技術と緻密なコース取りなど総合的なゲームマネジメントが必要とされる。そのためアルペン競技の中で最も勝つのが難しい競技と言われている。

▽スーパー大回転(スーパー・ジャイアント・スラローム)
コースは下見のみで試走はできない。1回の滑降で順位が決まる、まさに一発勝負の種目。滑降と同じ高速系の種目だが旗門数が多いためターン技術も要求される。高速系、技術系両方の選手が出場するが、旗門の設定次第では技術系寄りのテクニカルなコースになることもあり、コースレイアウトが勝敗を大きく左右する。また高速重視のレイアウトの場合、男子競技では時速100kmを超えることもある。

▽滑降(ダウンヒル)
1回の滑降で順位が決まる高速系の種目。ただし、平均時速100キロを超えるスピード、30m近いジャンプなどミスを犯すと大事故に繋がりかねない可能性があるため、公式練習での本番コース試走が義務付けられている。一度も試走していない選手はレースに参加することができない。アルペン競技の中で最も距離が長く男子800~1100m、女子が450~800m。

▽スーパー複合(スーパーコンバインド)
滑降と回転の両方を滑り、その合計タイムを競う複合競技。ルールはそれぞれの競技に従う。通常は最初に滑降、続いて回転。

▽混合団体
男子2人、女子2人の合計4人でチームを組む。レースは大回転のコースに準じるが、同じコースを並列で設置して2人同時に滑降するパラレル大回転方式で決着をつける。平昌五輪から採用される新競技。

◇クロスカントリー
▽クラシカルとフリー
クロスカントリーの走法には大きく分けて「クラシカル」「フリー」がある。クラシカルはすり足で歩くように滑る伝統的な走法。フリーは走法制限はないが、スキー板を開いて斜めに蹴り上げていくスケートの技術を応用したスケーティングでの滑走が中心となる。五輪の場合、原則的にクラシカルとフリーは開催ごとに距離を入れ替える。ソチ五輪では男子がクラシカル15㎞、フリー50㎞。女子は10㎞と30㎞であったため、平昌五輪では男子クラシカル50㎞、フリー15㎞。女子は各々30㎞、10㎞になる予定。

▽スプリント(個人)
男子は1~1.8㎞、女子は0.8~1.4㎞に設定されたコースを4人の選手が一斉にスタート。着順での勝ち上がり方式となる。

▽チームスプリント
1チーム2人で構成。個人スプリントと同様の距離に設定された周回コースを交代で規定回数周回(ソチ五輪の場合は各人3回)する。4チーム前後が同時にスタートして着順を決定。勝ち上がり方式で勝敗を決める。

▽パシュート(複合)
前半をクラシカル走法、後半をフリー走行で滑走する複合種目。男子は15+15㎞。女子は7.5+7.5㎞を走り合計タイムで勝敗を決める。クラシカルとフリーではスキー板の形状やワックスが異なるためスキーを履きかえる必要があり、その時間もレースタイムに含まれる。従って、いかにここでのロスタイムを抑えるかがレースの大きなポイントになる。

▽リレー
1チーム4人で構成される。男子が10㎞×4で40㎞。女子が5㎞×4で20㎞で行われる。各選手は各々1区間ずつを走るが、最初の2区間はクラシカル用のコースをクラシカルスタイルで走り、残りの2区間はフリー用のコースをフリースタイルで滑走する。

■ジャンプ

(共通ルール)
①採点方法
飛んだ距離を点数にする「飛距離点」と飛行の美しさ、正確さ、着地姿勢を採点する「飛型点」の合計が獲得ポイントとなる。飛距離点はK点が60点で、そこから1m単位でポイントを加減する。飛型点は5人の審査員が20点満点から0.5点単位で減点。最も高い得点と最も低い得点を除いた3人の得点の合計が飛型点となる。減点ポイントは、着地の際のテレマークの有無や転倒など。2回飛んだ合計点で順位が決まる。

②スタートゲートポイント
風の影響などで飛距離が出すぎることがあり、競技途中でスタートゲートを下げることがある。その場合、不公平にならないように下げたゲート位置によってポイントが与えられる。審判だけでなく競技者側のコーチからもゲート位置の変更を要請できるため、ポイント獲得のための戦略として利用する事例が生じて議論を呼んでいた。2017年の改定後は変更できるのは審判のみとなった。

③ノーマルヒルとラージヒル
ジャンプ台のサイズは踏み切り台の先端から着地限界点(L点)までの距離で決定する。ノーマルヒルは85~109mでK点は75~90m。ラージヒルは110~184mでK点は105~120m。

▽五輪での種目
男子はノーマルヒルとラージヒルそれぞれでメダルが争われる。女子はノーマルヒルのみ。団体は男子のみで各チーム4人で構成されラージヒルを使う。2回のジャンプの合計点で順位が決まる。

■ノルディック複合

(共通ルール)
クロスカントリーとジャンプの二つの種目を同じ選手が行う。五輪では前半にジャンプを飛び、獲得したポイントをタイムに換算。その時間差で後半のクロスカントリ―をスタートする。従って、クロスカントリーのゴール順がそのまま最終順位となる。

▽五輪での種目
種目の設定は男子のみ。個人ノーマルヒルはノーマルヒル1回+クロスカントリー10㎞。個人ラージヒルはラージヒル1回+クロスカントリー10㎞。団体は各チーム4人がラージヒルを1回ずつ飛び、クロスカントリーは5㎞ずつのリレーで順位を決める。

■フリースタイル

▽モーグル(男女)
コブのある急斜面に2か所のエア台を設置したコースを滑降する。ターン技術、空中技のエア、タイムの3要素で採点して合計点で順位を決める。見た目が華やかなエアに注目が行きがちだが、採点の比率はターン技術が60%、エアが20%、タイムが20%とターン技術の審査に重点を置いている。ソチ五輪の場合、予選2試合で各10人ずつ(計20人)が勝ち上がり決勝ラウンドへ。決勝1回目で上位12人に、さらに決勝2回目で勝ち抜いた上位6人がスーパーファイナルに進出した。全て1本勝負。コースの長さは235m±35m、平均斜度が28度±4度。

▽エアリアル
キッカーと呼ばれるジャンプ台を跳び、空中での演技を競う。技の難度、テイクオフ姿勢、高さなどのジャンプの採点と着地の採点を合計して獲得ポイントを決める。2回の演技の合計ポイントで順位を決める、TVの解説者が言うダブルフルフルなどの用語は技(トリック)の名前。技としては、前方宙返りと後方宙返りがあるが、五輪などの国際大会ではほぼ後方宙返りの演技となる。その基本技は以下の4つの組み合わせとなる。
①レイ=捻りのない宙返り
②フル=1回の宙返りで1回捻る
③ダブルフル=1回宙返りで2回捻る
④トリプルフル=1回宙返りで3回捻る
例えば「レイ・トリプルフル・フル」という技は1回転捻りなし+1回転3回捻り+1回転1回捻りのことで、3回転4回捻りの大技となる。

▽スキークロス
コース上にジャンプ台やバンクと呼ばれる角度のついたカーブ、波状のウエーブといった障害物を設置。4~6人の選手が一斉にスタートする雪上の障害物レース。接触や転倒などで順位が入れ替わるため、選手同士の駆け引きなど滑降技術以外の要因が勝敗に大きくかかわる。決勝トーナメントは勝ち上がり方式。

▽ハーフパイプ
円柱を半分にカットしたようなコース形状のためハープパイプと呼ばれる。選手は振り子のようにコースを滑り下りながら左右の壁をジャンプして空中での技(エアトリック)を競う。壁の高さは6~7m。高さを出すハイエアという技の場合、男子のトップ選手だと壁の上から7m以上のジャンプを見せる。1回のチャレンジで5~6回のジャンプを跳ぶ。ジャッジは技の難易度、完成度、高さ、着地の安定感と全体の構成で採点する。2回滑り得点が高い方を採用する。

▽スロープスタイル
コース前半はジブと呼ばれるレールやボックスが設けられる。後半は3~4台のジャンプ台が設置され、エアリアルやハーフパイプの様なアクロバティックなジャンプを連続して飛ぶ。スピードを求める競技ではなく採点で順位を競う。予選、決勝とも2回滑り得点の高い方を採用する。コースの全長は600~700m。

■スノーボード

▽ハーフパイプ
コースとルールはフリースタイルスキーのハーフパイプとほぼ同様。

▽パラレル大回転
スノーボードのアルペン競技。アルペンの大回転の規定に準じるコースを並列して2本設置。各コース1人ずつ同時にスタート。2本目はコースを入れ替えて滑る。予選は合計タイムだが、決勝トーナメントからは1対1のノックダウン形式で行う。そのため、決勝トーナメントでは1本目のタイム差で2本目をスタートさせ先にゴールした選手を勝利者とする。

▽スノーボードクロス
コースとルールはスキークロスとほぼ同様。ただし、スキークロスよりも接触などによる転倒が多く、一瞬にしてトップが入れ替わるスリリングなレース展開になることが多い。

▽スロープスタイル
コースとルールはスキーのスロープスタイルとほぼ同様。

▽ビッグエアー
平昌五輪から正式に採用される新種目。スキーのジャンプ台を連想させる巨大なジャンプ台を使うが距離でなく空中での技を競う。

■スピードスケート

▽500m、1000m、1500m、3000m、5000m、10000m(すべて男女)。1周400mのスケートリンクでタイムを競う。インとアウトから2人の選手が同時にスタートし、1周ごとにバックストレートで交差してコースを変えながら規定の距離を滑る。刃の一部がゴールラインを通過した瞬間のタイムで順位が決まる。
▽チームパシュート(団体追い抜き)
リンクのメーンストレートとバックスストレートの中央から1チーム3人が同時にスタートし、女子は6周、男子は8周で勝敗を決する。最終的に最後尾の選手が完走した時点でのタイムの早いチームが勝ちとなる。先頭の選手が入れ替わりながら後続の選手の空気抵抗を減らす形で滑走。前のチームメートを押すなどアシスト行為も認められている。
▽マススタート
平昌からの新種目。多数の選手が一斉にスタートし、男女ともに16周を周回。順位を競う。多数の選手が一斉にスタートするため、最初の周回での加速は禁止。2周目の合図から加速が許される。周回遅れとなった場合はレースが終了。他の選手の滑走を妨害するなどした場合は失格となる。

■ショートトラック

▽500m、1000m、1500m(すべて男女)
4人(500m、1000m)および6人(1500m)で同時にスタートし、次のラウンドに進出する勝ち抜き方法で行われる。トラックは1周111.12m。レース中の追い越しはいつでもどこでも可能だが、前の選手を押す、あるいは引っ張るなどの妨害行為をすると失格となる(原則的には追い抜く側に責任がある)。タイムトライアルではなく着順で優劣を決めることから「氷上の競輪」とも呼ばれている。危険防止のため、選手の安全防具(ヘルメット、手袋、ひざ当て、ひじ当て、ネックプロテクターなど)の着用が規則で義務付けられ、これらに不備があると失格となる。トラック周囲のフェンスにも定められた高さ・厚さの防護マットが設置され、特に重要な箇所は二重となっている。
▽リレー(男子5000m、女子3000m)は1チーム4人(補欠1人)で、1レース4チームで争う。最初に1人が1周以上滑れば後はいつでも交代可能。両手で次走者の腰を押して中継する。最終走者だけは最後の2周をリレーなしで滑走しなければならない。

■フィギュアスケート

▽シングル(男女)、 ペア、アイスダンス。ショートプログラム(SP)とフリースケーティング(FS)を行い、合計点で争う(アイスダンスはショートダンスとフリーダンス)。SPは決められた7つの必須要素を入れてプログラムを構成する。演技時間は男女とも2分50秒以内。フリーはプログラムに含むことのできる要素を組み入れて自由に演技を構成する。演技時間は男子は4分30秒、女子は4分(10秒前後の増減は可能)。
▽団体
男子、女子、ペア、アイスダンスとも1位に10点~10位に1点が与えられ、国別に合計点を争う。SPの上位5カ国がフリーに進出。最低3種目の出場が義務づけられ、2種目まではSPとフリーで異なる選手を起用できる。団体メンバーは個人種目の代表で構成するが、出場枠を逃した種目では団体要員が認められる場合もある。

■バイアスロン

▽個人(インディビジュアル)
男子20㎞(4㎞5周)、女子15㎞(3㎞5周)で争われる。規定距離を走行した後に射場(しゃじょう)入り。伏射(ふくしゃ)、立射(りっしゃ)、伏射、立射の順で合計4回の射撃を行い、標的5個に対して5発の射撃をする。外した場合、弾1発につき走行タイムに1分が加算される。順位は滑走所要タイム+ペナルティータイムの総合タイムで決まる。射撃位置と的の間は50mで、標的の黒点部は伏射が直径45㎜、立射は直径115㎜。22口径競技用ライフルを使用する。

▽個人追い抜き(パシュート)
男子12.5㎞(2.5㎞5周)、女子10㎞(2㎞5周)で争われる。規定距離を走行した後に射場入り。伏射、立射、伏射、立射の順で合計4回の射撃を行い、標的5個に対して5発の射撃をする。外した場合、弾1発につき150mのペナルティーループを1周する。順位は着順のままとなる。射撃位置と的の間は50mで、標的の黒点部は伏射が直径45㎜、立射は直径115㎜。22口径競技用ライフルを使用する。

▽短距離(スプリント)
男子10㎞(3.3km3周)、女子7.5㎞(2.5㎞3周)で争われる。規定距離を走行した後に射場入り。伏射、立射の順で合計2回の射撃を行い、標的5個に対して5発の射撃をする。外した場合、弾1発につき150mのペナルティーループを1周する。順位は滑走所要タイムで決定。射撃位置と的の間は50mで、標的の黒点部は伏射が直径45㎜、立射は直径115㎜。22口径競技用ライフルを使用する。

▽リレー
男子7.5㎞(2.5㎞3周)、女子6㎞(2㎞3周)を4人でリレーする。規定距離を走行した後に射場入り。伏射、立射の順で合計2回の射撃を行い、標的5個に対して5発の射撃をする。外した場合は予備弾として各射撃ごとに3発までの使用が許されているが、外した弾1発につき150mのペナルティーループを1周する。順位は滑走所要タイムで決定。射撃位置と的の間は50mで、標的の黒点部は伏射が直径45㎜、立射は直径115㎜。22口径競技用ライフルを使用する。

▽ミックス(男女混合)リレー
男子2人、女子2人の4人混合で6㎞(2㎞3周)をリレーする。規定距離を走行した後に射場入り。伏射、立射の順で合計2回の射撃を行い、標的5個に対して5発の射撃をする。外した場合は予備弾として各射撃ごとに3発までの使用が許されているが、外した弾1発につき150mのペナルティーループを1周する。順位は滑走所要タイムで決定。射撃位置と的の間は50mで、標的の黒点部は伏射が直径45㎜、立射は直径115㎜。22口径競技用ライフルを使用する。

▽マススタート(一斉スタート)
個人の一斉スタート方式。男子15㎞(3㎞5周)、女子12.5㎞(2.5㎞5周)で争われる。規定距離を走行した後に射場入り。伏射、立射、伏射、立射の順で合計4回の射撃を行い、標的5個に対して5発の射撃をする。外した場合、弾1発につき150mのペナルティーループを1周する。順位は滑走所要タイムで決まる。射撃位置と的の間は50mで、標的の黒点部は伏射が直径45㎜、立射は直径115㎜。22口径競技用ライフルを使用する。

■ボブスレー

▽「男子2人乗り」「男子4人乗り」「女子2人乗り」の3種目。2日にわたって競技は行われ、ボブスレー競技用ソリに乗ってコースを4回滑走し、その合計タイムで順位を競う。
先頭以外はスタート時には50m程度ダッシュしてソリを押す。舵の付いたハンドルと、体重移動でソリを操作。ソリ本体と選手の体重を合わせた合計重量には制限があり、男子2人乗りは390kg以下、男子4人乗りは630kg以下、女子2人乗りは340kg以下。重量が少なければ、その分の重りを載せて調製する。

■リュージュ競技

▽「男子1人乗り」「女子1人乗り」「2人乗り(性別は問わない)」「チームリレー(団体戦)」の4種目。リュージュ競技用ソリに乗った状態からスタート。「1人乗り」は2日間で4回滑走、「2人乗り」は1日で2回滑走し、その合計タイムで順位を決める。「チームリレー(団体戦)」は3台でチーム編成し、「第1走:女子1人乗り」がゴールインしたタイミングで、「第2走:男子1人乗り」がスタート。同様に第2走がゴールインしたタイミングで「最終走:2人乗り(性別は問わない)」がスタート。最終走がゴールしたタイムを競う。ソリの最大重量は1人乗りで 23kg、2人乗りで 27kgと規定されている。

■スケルトン競技

▽「男子1人乗り」「女子1人乗り」の2種目で、2日間にわたって4回の合計タイムで争う。リュージュとは異なり、頭を進行方向に向けうつぶせの状態でスケルトン競技用ソリに乗るのが特徴。ソリにはハンドルやブレーキはついておらず、重心移動などでソリをコントロールする。

■カーリング

▽1チーム4人の2チームが、それぞれ1人2回ずつ交互にストーンを投げ、ティーに最も近くストーンを置けたチームがエンドの得点を奪う。10エンドで争い、総得点の多いチームの勝ちとなる。10エンドで優劣がつかなかった場合は、サドンデスの延長戦で決着をつける。

▽ハウス内でティーに一番近いストーンに1点。さらに、このストーンと相手チームのストーンとの間にある自チームのストーンは全て得点となる。勝ったチームの1エンド最大得点は8点、負けたチームは常に0点となる。

▽両チームの攻撃時間は73分間。時間内に投石が終わらなかった場合は負けとなる。ただし、1分間のタイムアウトが2回まで認められる。また、5エンド終了時に7分間のハーフタイム休憩がある。

■アイスホッケー

▽リンク内でプレー出来る選手はキーパーを含め6人。キーパーを除く交代は自由。スティックを使ってパックをゴールに入れると1点。選手は怪我防止のため防具(ショルダー、エルボー、ヘットギアなど)の着用が義務付けられている。試合はピリオドと呼ばれる試合単位を3回行う。各ピリオドは20分、それぞれの間に15分の休憩がある。キーパー以外のプレイヤーはパックをスティックで扱わなければならない。また、スティックは肩より上に挙げて運んだり肩より上に挙げてパックを打つなどは反則となる。退場を伴う反則には5段階あり、通常は2分間のペナルティとして「ペナルティボックス」に入る。悪質な場合5分間等のペナルティとなる

 

金12、銀8、銅21!史上最多41個のメダル獲得

17日間の熱戦を終え、日本は金12個、銀8個、銅21個の計41個のメダルを獲得した。米国の121個、英国の67個、中国の70個、ロシアの56個、ドイツの42個に次ぐ世界6位の記録で、前回ロンドン大会の38個を超えメダル獲得の過去最多記録を更新した。メダルの内訳は以下の通り。

金メダル(12個)

萩野公介(競泳男子400m個人メドレー)
大野将平(柔道男子73kg級)
体操男子団体(体操男子団体)
内村航平(体操男子個人総合)
田知本遥(柔道女子70kg級)
ベイカー茉秋(柔道男子90kg級)
金藤理絵(競泳女子200m平泳ぎ)
伊調馨(レスリング女子フリースタイル58kg級)
登坂絵莉(レスリング女子フリースタイル48kg級)
土性沙羅(レスリング女子フリースタイル69kg級)
川井梨紗子(レスリング女子フリースタイル63kg級)
高橋礼華、松友美佐紀(バドミントン女子ダブルス)

銀メダル(8個)

坂井聖人(競泳男子200mバタフライ)
萩野公介(競泳男子200m個人メドレー)
原沢久喜(柔道男子100kg超級)
太田忍(レスリング男子グレコローマン59kg級)
丹羽孝希、水谷隼、吉村真晴(卓球男子団体)
吉田沙保里(レスリング女子フリースタイル53kg級)
山県亮太、飯塚翔太、桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥、(陸上男子4×100mリレー)
樋口黎(レスリングフリースタイル男子57kg級)

銅メダル(21個)

近藤亜美(柔道女子48kg級)
瀬戸大也(競泳男子400m個人メドレー)
高藤直寿(柔道男子60kg級)
三宅宏実(ウェイトリフティング女子48kg級)
海老沼匡(柔道男子66kg級)
中村美里(柔道女子52kg級)
松本薫(柔道女子57kg級)
萩野公介、江原騎士、小堀勇気、松田丈志(競泳男子4×200mリレー)
羽根田卓也(カヌースラローム男子カナディアンシングル)
永瀬貴規(柔道男子81kg級)
星奈津美(競泳女子200mバタフライ)
羽賀龍之介(柔道男子100kg級)
水谷隼(卓球男子シングルス)
山部佳苗(柔道女子78kg超級)
錦織圭(テニス男子シングルス)
白井健三(体操男子種目別跳馬)
福原愛、石川佳純、伊藤美誠(卓球女子団体)
乾友紀子、三井梨紗子(シンクロナイズドスイミングデュエット)
シンクロ・チーム(シンクロナイズドスイミングチーム)
奥原希望(バドミントン女子シングルス)
荒井広宙(陸上男子50km競歩)

テレビ観戦のための競技トリビア

テレビ観戦のための競技トリビアを掲載しました。

▽唯一のIOC誕生競技「近代五種」

近代オリンピックの父、フランスのクーベルタン男爵が、古代アテネオリンピックの五種競技(レスリング、円盤投げ、やり投げ、走り幅跳び、短距離走)に倣い、近代オリンピックを創設する際に考案した。そのことから「古代」五種競技に対して「近代」五種競技と呼ばれる。数あるオリンピック競技の中で唯一、国際オリンピック委員会(IOC)から誕生した競技である。

▽クレー射撃の的は鳩だった

クレー射撃に使用される「クレー」は、粘土を素焼きし、直径15cmほどの円盤状に加工したもの。今日ではこのクレーを的として使用するが、前身となる競技では生きたアオバトを放ち標的に使っていたことから、「クレーピジョン(粘土の鳩)」とも呼ばれる。何らかの原因でクレーが放出されなかった場合に「ノーバード」というのも、当時の名残である。

▽E.T.」のBMXは日本製

自転車競技に使用するBMX.。大ヒットした映画「E.T.」で、主人公とE.T.が月に向かって飛んでいく名場面に使われたBMXは大阪の「桑原商会」(当時)が開発したもの。スピルバーグ監督がどんな自転車を使おうか、出演者の子供たちにリサーチところ、「KUWAHARA」と答えたからだといわれる。USJには、この時使われたBMXのレプリカが飾られている。

▽マラソン

スタートからゴールするまでに要した最長タイムについて。
マラソンの最長記録保持は日本人の金栗四三(かなぐりしそう)さん。記録は54年8ヶ月6日5時間32分20秒3。
金栗さんは1912年にストックホルムオリンピックに出場、しかしレース中日射病で倒れてしまい、すぐそばの農家で介抱されました。通常棄権となるところ手違いがあり競技の途中で行方不明になったという記録となっていた。そんな中、1967年にストックホルムではオリンピック開催55周年記念式典が行われ、オリンピック委員会が過去の記録を調べたところと金栗さんが棄権ではないことに気付き54年ぶりのマラソン完走が実現しました。粋なはからいですね。当時金栗さんは75歳でした。

▽シンクロナイズドスイミング ノーズクリップの意外な効果

競技者が鼻に着けるノーズクリップ。これは鼻から水が入らないようにすることの他に、空気を体外に排出しないことで浮力を維持する効果があるといわれている。
シンクロナイズドスイミングの選手の鼻が高い(高く見える?)のはノーズクリップを着用しているから、という噂が一部美容ファンの間で都市伝説のように囁かれていたが、その効果は定かではない。

▽テニスのカウント

テニスは4ポイント獲得で1ゲームを取ることができるが、ポイントの数え方は0、1、2、3、4ではなく0、15、30、40。なぜこのような数え方になったのかは諸説あるが代表的なものを紹介する。
14世紀ごろのフランスのドゥニエ銅貨一枚の価値が15スウという単位であった。テニスプレーヤーがこのドゥニエ銅貨を賭けに使用したため1ポイントを15という単位で表したとする説。その他、時計の文字盤を4分割したために15という単位を採用したなどが有力な説。これらの説に従うと、3ポイント目は40ではなく45になるはずだが、45だとフィフティ・ファイブとなり言いづらかったために単純化したとも言われている。

▽3000m障害

一般的に3000mSCと表記される。「SC」とは「スティープルチェイス」(Steeplechase)の略。“Steeple(教会の尖塔)を追う(chase)”という意味の競技名が示す通り、村の教会を出発点とし、別のある村の教会をゴールとした徒競走をする際に村境を示す柵や堀を飛び越えて行ったことに由来する。障害物と水豪は、競馬の障害競走を陸上競技に転用したという説もある。

▽ハードル

男子110mHのハードルの高さ1.067mは、3フィート6インチ。これはJR在来線のレール幅と同じ。日本最初の鉄道はイギリスの技術を導入して開業したためだ。陸上競技の発祥地がイギリスであることの名残といえる。バーの高さより低い位置を通ってはいけないルールだが、400mHではカーブを走りながらハードルを越えるために後から越える“抜き足”がバーより低い位置を通ってしまい、レース後に失格となるケースもある。

▽長短距離走

400mまでの種目では、「位置について」「用意」の後、号砲が鳴る。800m以上の種目では、「位置について」の後に号砲が鳴る。短距離種目は「追い風」の中で競技を行えば当然のように風の力で自分本来の力よりも加速でるため、追い風2mを超えるコンディションで出した記録は参考記録となり、正式な記録とは認められない。

テレビ観戦のための障害者スポーツルール

テレビ観戦のための障害者スポーツルールを掲載しました。

アーチェリー

70m離れた的に向かって矢を放ち、その得点を競い合う競技。使用する弓には一般的なリカーブと先端に滑車のついたコンパウンドの2種類があり、男女別に団体戦1種目(リカーブのみ)と個人戦(男子4種目、女子3種目)が行われる。ルールは一般のアーチェリー競技規則に準じている。

陸上競技

障がいの種類や程度によってクラス分けされ、クラスごとに競技が行われる。車いす競技では、「レーサー」と呼ばれる軽量な専用車いすを使用し、下肢を切断した選手はスポーツ用に開発された義足を装着して競技に参加する。また視覚障がいの選手は、競走種目において「ガイドランナー」と呼ばれる伴走者とともに走り、跳躍・投てき種目では「コーラー(手を叩いて音で選手に知らせる人)」による指示を頼りに競技を行う。

ボッチャ

「ジャック」と呼ばれる白いボールを投げ、後から赤いボール6個と青いボール6個を交互に投げ合い、いかに「ジャック」に近づけることができたかを競う競技。障がいの程度によりクラスが分かれており、同じクラスの選手同士が対戦する。障がいによって手で投げることができない選手は足でボールをキックしたり、「ランプ」と呼ばれる滑り台のような投球補助具を使って、競技アシスタントのサポートを受けてボールを転がす。

自転車

トラック競技は、個人追い抜き、タイムトライアル、スプリントの3種目で、ロードで行われる競技は、タイムトライアルとロードレースの2種目。使用する自転車は、切断や軽度の脳性まひの選手が用いる一般的な競技用自転車に加えて、体幹のバランスが悪い選手用の3輪自転車、視覚障がいの選手が「パイロット」とともに乗るタンデム自転車がある。下肢障がいの選手は、上肢だけで駆動するハンドサイクルを使用する。

馬術

パラリンピックでの馬術は、人馬一体となった演技の正確性と芸術性を男女混合で競い合う。種目は、規定演技を行う「チャンピオンシップテスト」と、各自で選んだ楽曲に合わせて演技を組み合わせていく「フリースタイルテスト」がある。障がいの程度に応じてⅠa・Ⅰb・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳのグレードに分類され、各グレードで競技を行う。「チャンピオンシップテスト」ではオープンクラスのチーム戦も実施されている。

5人制サッカー

視覚障がいの選手によるサッカー。フィールドプレーヤーはアイマスクと危険防止のためのヘッドギアを装着し、ゴールキーパーは晴眼者や弱視者が担当する。鈴が入ったボールの音やコーチの声を頼りにプレーし、ボールを持った相手に向かっていく際には、「ボイ」と声を掛けなければならない。試合は前後半25分ずつの計50分で行われ、サイドラインを割ることがないよう、両サイドのライン上に高さ1mのフェンスが並べられる。

7人制サッカー

脳性まひの選手によるサッカー。FIFAが定めた11人制サッカーのルールに則って競技が行われる。ただし、オフサイドが適用されない、片手でのスローインが認められている、フィールドやゴールの大きさが通常よりも小さいなど、一部ルールに改正が加えられている。試合時間は前後半30分ずつの計60分、ハーフタイム15分、選手交代は3人まで認められている。

ゴールボール

1チーム3人で視覚障がいの選手たちが行う対戦型のチームスポーツ。攻撃側は鈴の入ったボール(1.25kg)を相手ゴール(高さ1.3m、幅9m)に向かって投球し、守備側は全身を使ってボールをセービングする。攻守を交互に入れ替えて試合を行い、得点を競う。試合は前後半12分ずつの計24分、ハーフタイムは3分で行われる。選手は視力の程度に関係なく、アイシェード(目隠し)を装着してプレーする。

柔道

視覚障がいの選手による柔道。競技は障がいの程度ではなく、体重別に男子7階級、女子6階級で行われる。ルールは「国際柔道連盟試合審判規定」および「大会申し合わせ事項」に準じている。ただし、選手が互いに組んだ状態から主審が「はじめ」の合図をしたり、試合中に選手が離れた場合は主審が「まて」を宣告して試合開始位置に戻るなど、一部改正が加えられている。視覚障がいの選手も段位は健常者と同様に取得する。

パワーリフティング

下肢障がいの選手がベンチプレスで競技を行う。まずはラックからバーベルを外した状態で静止し、審判の合図とともに胸まで下ろす。そして再びバーベルを押し上げることで1回の試技となる。通常のベンチプレスは足が床に着いた状態で行われるが、下肢に障がいのある選手の場合は延長されたベンチプレス台の上に足を乗せた状態で行われる。障がいの種類や程度によるクラス分けはなく、体重別に男女各10階級で実施されている。

ローイング

肢体不自由と視覚障がいの選手が行うボート競技。4人のクルーと指示を出す1人のコックスによる「コックスフォア」、2人のクルーによる「ダブルスカル」、1人のクルーによる「シングルスカル」の3種類があり、ブイで仕切られた6つの直線レーンで行われる。1000mで競漕し、ボートの先端がゴールラインに到達した順序で勝敗が決定する。3クラスに分けられ、「シングルスカル」のみ男女別、その他は男女混合で実施される。

セーリング

主催者が設定したスタートラインからゴールラインまでの間を、いかに速く走れるかを競い合う競技。1人乗り、2人乗り、3人乗りがある。コースの中には、台形や三角形にレイアウトされたブイが設置されており、定められた走行コースを通過しなければならない。レースは10回行われ、各レースの順位によってポイントが加算されていき、ポイントの合計点によって最終順位が決定する。

射撃

ライフルまたはピストルで規定の弾数を射撃し、その得点を競い合う競技。標的との距離は、種目によって50m、25m、10mに分かれている。1発の満点は10点となっており、射距離10mのエアライフル種目で10点満点を狙うには、直径4.5mmの弾を標的中心にある直径0.5mmのマークに命中させなければならない。銃の種類や射撃姿勢によって、男女別3種目と混合6種目の計12種目がある。

水泳

一般の競泳競技規則に準じて行われるが、障がいの種類や程度によって一部の規則が変更されている。視覚障がいの選手の場合、壁にぶつかってケガをしてしまう可能性があるため、コーチがタッピングバーを使って選手の体に触れて壁の接近を知らせることが認められている。下肢に障がいがあり飛び込みスタートが困難な選手は、水中からのスタートが認められている。障がいの種類や程度、運動機能によってクラス分けされ競技を行う。

卓球

一般の競技規則に準じて行われるが、障がいの種類や程度によって一部の規則が変更されている。車いす使用の選手のサービスでは、エンドラインを正規に通過したボール以外はレットとなる。障がいにより正規トスが困難な選手の場合は、1度自分のコートにボールを落としてからサービスすることが認められている。競技は個人戦と団体戦があり、選手は障がいの種類や程度、運動機能によってクラス分けされ、クラスごとに競技を行う。

シッティングバレーボール

床に臀部の一部を着けたまま行う6人制のバレーボール。コートは一般のバレーコートよりも狭く、座位で行えるようネットの高さも低く設定されている。試合は国際バレーボール競技規則に準じてラリーポイント制の5セットマッチ(3セット先取)で行われる。サーブ、ブロック、スパイクなどの際は、立ち上がったり飛び跳ねたりして床から臀部を浮かしてはならないが、レシーブの際だけ短時間の臀部の離床が認められている。

車椅子バスケットボール

基本的には一般のバスケットボールと同じルールが適用される。ただし、ボールを持ったまま2プッシュまで車いすを漕ぐことが認められており、ダブルドリブルは適用されない。使用する車いすは、回転性や敏捷性、高さが得られるような専用のもの。選手の障がい状況に応じて持ち点(1.0点から0.5点刻みで4.5点まで)が定められ、1チーム5人の持ち点が14.0点以下でなければならない。

車椅子フェンシング

ピストと呼ばれる台に車いすを固定して行うフェンシング競技。ユニホームや剣、マスクなどは一般のフェンシングと同じものを使用する。男女種目は、フルーレ(メタルジャケットを着た胴体のみの突き)とエペ(上半身の突き)、男子種目はサーベル(上半身の突き、斬り)がある。選手は障がいの程度によってA級、B級にクラス分けされ、クラスごとに競技を行う。ルールは一般の競技規則に準じている。

ウィルチェアーラグビー

四肢に障がいのある車いすの選手が行うラグビー。障がいのレベルによって7段階に分けられた持ち点が定められ、プレーする4人の選手の合計が8.0点を超えてはならない。専用球を使用し、蹴ること以外の方法でボールを運ぶことができる。前方へのパスが認められているほか、車いすでのコンタクトにより、相手の攻撃や防御を阻止することも認められている。ボールを保持して2つのパイロン間のゴールラインを越えると得点となる。

車椅子テニス

2バウンドでの返球が認められていること(2バウンド目はコートの外でもよい)以外は、一般のテニスと同じルールで行われる(コートの広さやネットの高さも同じ)。男女別のシングルスとダブルス、男女混合のクァードクラス(四肢まひ・車椅子使用の選手対象)がある。上肢にも障がいがあるこのクァードクラスでは、ラケットと手をテーピングで固定することが認められている。

テレビ観戦のためのスポーツルール

テレビ観戦のためのスポーツルールを掲載しました。

陸上

▽走り高跳び

跳び越えたバーの高さを競う。背面跳び、ベビーロールなどの跳躍法があるが跳び方には規制がなく、どんな形でもバーを跳び越えればよい。ただし必ず片足で跳ばなくてはならない。助走の長さにも規定はない。競技者は助走路に2カ所マーカーを設置することができる。また、裸足でも靴を履いていてもどちらでもよい。
同じ高さを3回まで試技できる。ある高さをパスして次の高さに挑むこともできる。

▽棒高跳び

ポールを利用してバーを跳び越え、その高さを競う。ポールの材質・長さ・太さに制限はない。競技者は滑り止めの使用や手袋の着用が許される。助走の距離は決められていない。同じ高さで3回の試技ができる。ある高さをパスして次の高さを試技することもできる。体はバーを越えたがポールがバーに当たった場合や踏み切った後にポールを持つ下の手を上の手の上に移す、または上の手を更に上に移す行為も反則と見なされる。

▽走り幅跳び

助走をつけて遠くに跳ぶ能力を競う競技。着地点は踏み切り線に最も近い地点とし、踏み切り線からの距離を測定する。
踏み切り線は幅20㎝の踏み切り板の先端に設定されている。踏み込む足がこの踏み切り線を少しでも越えたら試技は失敗となる。また、踏み切り線手前でも踏み切り板を踏まないで跳躍した場合も失敗と見なされる。空中での姿勢は前方宙返り以外ならばどんな動きをしてもかまわない。

▽長短距離走

長さ400mのトラックで行われる競技。トラックは平行している2つの直走路と、半径も同じとする2つの曲走路からなる。トラック種目では、1回目のフライング(不正スタート)で失格となる。100m、200m、400m、各種リレーはクラウチングスタートを用いなければならない(スターティングブロックを使用しなくてはならない)。800m、1500m、5000m、1万mはスタンディングスタートで行う(地面に手を触れてはならない)。

▽十種競技(七種競技)

2日間で男子は10種、女子は7種の陸上競技を行い、その記録を得点に換算、合計点で競う。十種の1日目は100m、走り幅跳び、砲丸投げ、走り高跳び、400m。2日目は110mハードル、円盤投げ、棒高跳び、やり投げ、1500m。七種競技は、1日目が100mハードル、走り高跳び、砲丸投げ、200m、2日目は走り幅跳び、やり投げ、800m。

▽リレー

400mリレー(100m×4)と1600mリレー(400m×4)の2種目。個人競技といわれる陸上競技の中では数少ない団体競技。第1走者から第4走者までの4人でバトンを渡しつないで走り、そのタイムを競う。第2走者以降はリレーゾーン(テイクオーバーゾーン)であらかじめ加速してからバトンを受け取るため、単純に4人の記録を合計した数値よりも速い記録が出る。つまり、バトンワークの技術の優劣がタイムに大きく影響する。

▽ハードル

男子110m、女子100m、男女400mの4種目。10台のハードルが設置され、ハードルの高さは男子110mが1.067m、男子400mが0.914m、女子100mが0.838m、女子400mが0.762m。1台目までの距離は男子110mが13.72m、男女400mが45.00m、女子100mが13.00m。2台目以降のハードル間の距離は男子110mが9.14m、男女400mが35.00m、女子100mが8.50m。ハードルを倒しても構わない。

▽3000m障害

障害を通過しながら3000mを走るタイムを競う。障害物を28回、水濠を7回越える。約80mおきに跳躍があるため、スピードを維持しないと障害を越えることができない。またハードル競技と違い、脚を掛けても障害は倒れないため、転倒事故も起こりやすい。さらに、水濠の通過で体力を奪われることになるなど、競技の過酷さから、女子で正式種目となったのは2008年の北京五輪からだった。

▽やり投げ

陸上競技の投擲競技に属する種目で、助走をつけて、槍(やり)を遠くに投げ能力を競う競技。角度約29度のラインの内側に落下したものだけが有効試技となる。ただし、やりが地面に落下するまでは助走路に留まらなければならない。ルールでは危険防止のため、円盤投げ・砲丸投げ・ハンマー投げのような回転投法は認められていない。

▽競歩

常にどちらかの足が地面に接していること(両方の足が地面から離れると反則)、前脚は接地の瞬間から地面と垂直になるまで膝を伸ばすこと(曲がると反則)。競歩競技には上記2つ定義が定められており、その定義に違反しているおそれがあると競歩審判員が判断したときに、競技者は注意を受ける。赤カードが累積3枚になると、競技者は主任審判員より失格を宣告される。

▽三段跳び

1回の跳躍でホップ、ステップ、ジャンプを行う。ホップとステップは同じ足で連続的にすることになる。例えば、右足で踏み切った選手はさらにステップも右足、ジャンプを左足で行う。40m以上の助走路から助走し踏み切り板は砂場の手前の端から13m離れている。追い風2mを超えた場合には記録は公認されない

▽砲丸投げ

試技は3回。砲丸を遠くに投げる能力を競う投擲種目。投擲は、2.135mの円内から前方に行う。円の外側に出てしまうとファウル。円の中心とする34.92度の扇形の内側の地面に落下したものだけが有効な試技となる。円の中心から左右に横線が引かれており、その線の後ろ以外から出るとファウル。落下した砲丸の跡のうち投擲円に一番近い地点から、円の中心をつなぐ線上の円の内側までの距離が記録となる。

▽ハンマー投げ

試技は3回。投擲等のルールは砲丸投げと同じ。ハンマーを遠くに投げる能力を競う競技。回転数は選手によって異なるが、通常は3回転か4回転で投げる。

▽円盤投げ

試技は3回。円盤投げは、円盤を遠くに投げる能力を競う投擲種目。投擲は、2.5mの円内から前方に行う。円の中心とする34.92度の扇形の内側の地面に落下したものだけが有効な試技となる。円の中心から左右に横線が引かれており、その線の後ろ以外から出るとファウル。落下した円盤の跡のうち投擲円に一番近い地点から、円の中心をつなぐ線上の円の内側までの距離が記録となる。

▽マラソン

陸上競技の長距離走。42.195kmの公道コースを走り、順位や時間を競う種目。
コースの計測方法は、現在では自転車計測員が3台の距離計付き自転車で縁石から一定の場所を走行して3台の平均値で距離を求める方法が主流となっている。オリンピックや世界選手権では国ごとに出場選手の枠が決められており、協調行動を取ることができないため、ペースメーカーは用いることがない。

水泳

▽競泳個人メドレー(200m、400m)

1人の選手が(1)バタフライ(2)背泳ぎ(3)平泳ぎ(4)自由形の順でそれぞれの泳法の規則に従って泳ぎ合計タイムを競う。200mメドレーの場合は1つの泳法で50mを泳ぐ、400mメドレーは50m×2。ターンの際にはその泳法のゴールタッチのルールが適用されるため、泳法と泳法との変わり目のターンで失格になるケースがある。例えば背泳ぎから平泳ぎに移るターンの場合、仰向けでタッチする背泳ぎのルールが適用されるがタッチする以前に体を反転させてしまった場合などがこれにあたる。

▽飛び込み~3m飛板飛び込み

3mの高さに設置された弾力性の高い飛び板から飛び込み、その過程の演技の得点を競う。オリンピックでは男子6回、女子5回の試技を行いそれぞれの得点の合計点で順位が決まる。各試技は全て違う演技をする必要があり、演技の内容は事前に申告する。
審査のポイントは開始の姿勢、アプローチ、踏み切り、空中演技、入水、申告した演技通りかなどの要素で採点する。入水時に水しぶきをあげないノースプラッシュは評価点が高い。

▽飛び込み~10m高飛込み

10mの高さに設置された飛び込み台から飛び込み、その過程の演技の得点を競う。オリンピックでは男子6回、女子5回の試技を行いそれぞれの得点の合計点で順位が決まる。各試技は全て違う演技をする必要がある。
審査のポイントは飛板飛び込みと同様だが、宙返りの回数やひねりの回数が多いほど難易点が高くなる。

▽飛び込み~シンクロナイズドダイビング

3m飛板飛び込みと10m高飛びみの2種目がある。2名1組が同時に飛び込みその過程の演技と同調性の得点を競う。オリンピックでは男子4回、女子3回の試技を行う。試技の方法や審査のポイントは個人競技の飛板飛び込み及び高飛び込みに準じるが、これに同調性のポイントが加わる。2人のタイミングが合っていなければ高得点を与えられることはない。

▽10kmマラソン

10km泳ぐタイムを競う長距離種目。海・川・湖などの流れがゆるやかな水域で行われ、ブイによって10kmのコースが設定されている。泳法に規定はなく、選手は立っても失格にはならないが、歩くこと、ジャンプすることは禁止。浮力を得るようなウェットスーツも着用できない。キャップ(2枚まで)、ゴーグル、耳栓、ノーズクリップの着用は可。選手同士の接触や駆け引きなどレース戦略を練ることから「泳ぐマラソン」とも呼ばれる。

▽シンクロナイズドスイミング

デュエット(2人)とチーム(8人)の2種目がある。水深3m以上のプールでタイムではなく演技を競う。フィギュアとルーティンの2つの競技があるが、オリンピックでは音楽に合わせて演技するルーティン競技のみを採用している。あらかじめ決められた規定要素で競技者の技術力を採点するテクニカル・ルーティンと自由に演技するフリー・ルーティンの合計点で順位を争う。審査のポイントは技の完成度、同調性、演技の構成、芸術的な表現力など。

その他のスポーツ

▽近代五種

1人の選手が1日に、「射撃(ピストル20発競技)」「フェンシング(エペ)」「水泳(200m)」「馬術(クロスカントリー4km)」「ランニング(クロスカントリー)」で構成される全く異質の5種目に挑戦する競技。
☆ワンポイント
近代オリンピックの父、フランスのクーベルタン男爵が、古代アテネオリンピックの五種競技(レスリング、円盤投げ、やり投げ、走り幅跳び、短距離走)に倣い、近代オリンピックを創設する際に考案した。そのことから「古代」五種競技に対して「近代」五種競技と呼ばれる。数あるオリンピック競技の中で唯一、国際オリンピック委員会(IOC)から誕生した競技である。

▽射撃

銃器を用いて標的を撃つ精度の高さを競う競技。固定された標的を撃つ「ピストル射撃」と「ライフル射撃」、飛行中のクレーと呼ばれる標的をショットガンで撃つ「クレー射撃」の全15種目がある。
☆ワンポイント
クレー射撃に使用される「クレー」は、粘土を素焼きし、直径15cmほどの円盤状に加工され、見やすいようにオレンジ色に着色されており、「クレービジョン(粘土の鳩)」とも呼ばれる。

▽自転車

トラックや一般道、登山道にコースを設置し、その区間内の走破タイムを競う競技。「ロード」「トラック」「マウンテンバイク」「BMX」の4部門に分かれてメダルを争う。

▽テニス

男女別のシングルス、ダブルスと男女の混合ダブルスがある。5セットマッチの場合、3セットを先取した方が勝利者となる。1セットは6ゲームを先取、1ゲームは4ポイントを取った選手(ペア)が獲得する。
ただし、相手選手(ペア)に2ポイントの差をつけなければ1ゲームを獲得することができない。セットも同様に2ゲーム差をつける必要があるが、最終セット以外はタイブレーク制を採用することが多い。

▽バドミントン

男女別のシングルス、ダブルスと男女の混合ダブルスがある。2ゲームを先取した選手(ペア)が勝利者となる。21点を先取した方がそのゲームを獲得することができるが、20対20になった場合は延長戦になり2点の差をつけるか30点目を先取した方が勝利者となる。  
サーブをするのは直前に得点を得た選手。ネットに体の一部やラケットが触れたり越えたりした場合、またシャトルが身体に触れた場合も反則となり相手の得点となる。

▽ビーチバレー

コートは砂の上に設けられ、選手はショートパンツまたは水着を着用する。ジャージーやタンクトップを着用することもできる。帽子やサングラスの着用も認められる。1チーム2人で男女ともに種目がある。控え選手がいないため選手交代はない。 
コートの広さは片側8m×8mでバレーボールよりもそれぞれ1m短いが、ネットの高さは同じ。試合方法は1セット21点(第3セットは15点)、3セットマッチで行われる。

▽ハンドボール

7人(コートプレーヤー6人、GK1人)ずつの2チームがボールを相手のゴールに投げ入れて点数を競う。コートは40m×20m。ゴールは高さ2m×幅3m。競技時間は前後半30分ずつ。コートプレーヤーがボールに足で触れることは反則で、ボールの保有時間は3秒まで、ステップの範囲は3歩まで。守備側選手がゴールエリアに入った時など攻撃側選手が明らかな得点機会を阻止された時は7mのペナルティースローが与えられる。

▽ウエイトリフティング

“いかに重いバーベルを頭上まで挙げるか”というスポーツ。両足の線と胴体の面とバーベルの線を平行にすることが求められる。バーベルを単一動作で頭上まで一気に引き上げる「スナッチ」とバーベルを肩の高さまで挙上し(クリーン)、その後バーベルを真上に差し上げる(ジャーク)「クリーン&ジャーク」があり、競技者は各3回ずつ試技を行い、重量の和で順位を競う。トータル重量のみを争うオリンピックでは「スナッチ」で失格になると「クリーン&ジャーク」には参加できない。

▽水球

7人(コートプレーヤー6人、GK1人)ずつの2チームがボールを相手のゴールに投げ入れて点数を競う。競技プールの広さは、男子が30m×20m以内、女子が25m×20m以内。深さは2m以上。ゴールの大きさは、高さ90cm×幅3m。試合は1ピリオド8分間で第4ピリオドまでの32分間で行われる。第1、第3ピリオド終了後に2分間の休憩、第2ピリオド終了後(ハーフタイム)に5分間の休憩がある。

▽サッカー

1チーム11人。相手ゴールにボールを入れて時間内により多くの得点を記録したチームが勝ち。男子のオリンピックにおけるサッカー競技に出場する選手には年齢制限が設けられている。オリンピックが行われる前年の12月31日時点で23歳未満の選手に出場権がある。オーバーエージに選出された選手以外は規定に合う選手に入れ替える。女子には年齢制限はない。

▽ホッケー

試合時間は前後半35分ずつの70分間で行われ、5分のハーフタイムがある。時間内で得点を多くとったチームが勝者。同点の場合は延長戦を行い、得点が入った時点で試合終了のゴールデンゴール方式がとられる。決着がつかない場合は、PS (ペナルティーストローク) 戦が行われる。1人のゴールキーパーと10人のフィールドプレイヤーによって構成される。選手交代は自由で、なおかつ何回でも交代できる。

▽バスケットボール

5人対5人で試合を行う。ボールは手で扱わなければならない。ボールを保持したまま3歩以上歩くと反則。自チームのゴールにボールを投げ入れることにより得点。通常時は2点、通常時でも3ポイントラインより外側の場合3点。フリースローによる得点は1点。プレーヤーがコート内でボールを持った場合、そのチームは24秒以内にゴールしなければならない。10分を1ピリオド、第4ピリオドまで40分で行われる。

▽柔道

男子「重量級100 kg超」~「超軽量級60 kg以下」、女子「重量級78 kg超」~「超軽量級48 kg以下」の男女各7階級、トーナメント方式で行われる。試合時間は男子5分、女子4分間。投げ技や30秒間の抑え込み、関節技での「1本」が決まれば、試合は終了。「1本」が決まらない場合は、「技あり」「有効」の順にポイントが多い方が勝者。また、「技あり」2つで「合わせ1本」とカウントされる。

▽レスリング

全身のどこを攻め、どこを使って守ってもいい「フリースタイル」と、上半身の攻防のみで戦う「グレコローマンスタイル(男子のみ)」の2種類。男子は55kg級~120kg級の7階級。女子は48kg級~72kg級の4階級で行われる。試合時間は2分間3ピリオド制。フォール(相手の両肩をマットに1秒間つけること)を決めるか、各ピリオドでのポイント数で勝敗が決まる。

▽バレーボール

サーブで試合が開始され、ボールが地面に着くまでに全身のどこかで3回以内の打数で相手コートにネット越しにボールを返す。6人制によるラリーポイント制5セットマッチで行われ、3セット先取で勝利。第1~4セットまでは25点先取、24-24となった場合は得点に関係なく2点差がつくまで続行。セットカウント2-2で第5セットに入った場合は15点先取。第5セットも14-14となった場合は2点差がつくまで続行。

▽フェンシング

フルーレ、エペ、サーブルの3種目があり、剣による「突き」でポイントを争う。個人戦の予選は3分1セットで5本先取、決勝トーナメントは3分3セット、15本先取で勝利。フルーレの攻撃は「突き」のみで両腕・頭部を除いた胴体部分の有効面を突くと得点が入る。エペの攻撃は「突き」のみだが全身すべてが有効面となる。サーブルの攻撃は「突き」だけではなく「斬る」ことでも得点になる。有効面は両腕・頭部を含む上半身全部。

▽馬術

障害馬術、馬場馬術、総合馬術の3種目がある。障害馬術は決められたコースに設置された障害物を飛越する競技でいかにミスなく規定時間内にゴールするかを競う。馬場馬術は馬の動きの美しさを競う採点競技でいかに躍動的に美しくステップを踏むか、正確な図形を描くかを競う。規定演技と必須の要素を自由に構成して音楽に合わせて行う自由演技がある。総合馬術は馬場馬術、クロスカントリー、障害馬術の3競技を同一人馬で戦う。

▽ボクシング

競技者は10オンスとグローブとヘッドガードを着用、1ラウンド3分で3ラウンド競技を行い、ラウンド間に1分間のインターバルがある。ジャッジは5人で3ラウンド終了時にヒットの総計で勝者を決定する。同点の場合はボタンを押し過半数で決定する。得点となるヒットはグローブのナックル部分で、ブロックやガードされずベルトラインから上の体の前面か側面に直接当たった、腰の回転の伴ったパンチ。ノックダウンは加点されない。

▽トライアスロン

五輪は水泳1.5キロ、自転車40キロ、ラン10キロの順で合計51.5キロの短距離で順位を競う。タイム競技ではないため世界記録はない。水泳ではコースブイにつかまっての休憩は許されるが、ブイを使って進むことは反則となる。自転車では集団走行や他人を風よけに使っての走行は禁止されている。第三者の手を借りてはいけないため、パンクや修理も自身で行わなければならない。

▽アーチェリー

弓と矢を使って70m離れた標的を狙って射ち、矢が刺さったところで点数が決まる。合計点数が高い方が勝利。1射につき持ち時間20秒で時間内に矢を射る必要がある。個人戦は1対1、団体戦は3対3の合計点で点数を競う。個人戦は対戦する2人の選手が交互に射ち、3射×5セットの計15射で合計点を競う。団体戦は3選手×2射を交互に4エンド行い、計24射の合計点を競う。

▽ボート

大きなオールを1人1本持って漕ぐスウィープ種目と小さなオールを1人2本もって漕ぐスカル種目の2つに大きく分かれる。その他、漕手の人数や体重、艇の舵を操るコックス(舵手)が乗っているかによって種目が分かれる。レースは静水の直線2000mのセパレートコースで行われる。艇首を発艇線に揃えてスタート、ゴールラインを艇の先端を通過した順に順位を決める。

▽カヌー

カヤックとカヌーの2部門に分かれる。カヤック部門は、漕者が座り両端に水かきのついたパドルを左右交互に漕ぎながら艇を前に進める。カヌー部門は漕者が立て膝の姿勢で片方にブレードのついたパドルで左右どちらか片方のみを漕ぎながら艇を前に進める。レーン幅は9mで8レーンあり、各艇はフライング防止のための自動発艇装置に艇の先端を入れて横一線に並ぶ。ゴールラインに艇の先端が早く着いた艇から1位、2位となる。

▽セーリング

種目により1チーム1~3人で乗り、風下に設置されたスタート地点から一斉にスタートし、指定されたルートを回る速さを競う。順位が高いほど低い得点を獲得し、第1レースから最終レース(メダルレース)までの合計得点が最も低いチームが優勝となる。競技の進行には国際的な海上ルールが採用される。レース中の衝突・針路妨害などで不利を被った場合はレース後に抗議書を提出、審判団が面接審議行い、判決を下す。

▽テコンドー

男子は58kg以下級~80.01kg超級の4階級、女子は49kg以下級~67.01kg超級の4階級。競技時間は2分間の3ラウンド制で、第3ラウンド終了時点での獲得ポイントで勝敗が決まる。1点…胴プロテクター部分に拳または足による有効な攻撃。2点…胴プロテクター部分に有効な回し蹴り。3点…頭部は鎖骨より上部に足による有効な攻撃。4点…頭部は鎖骨より上部に有効な回し蹴り。膝による攻撃や、顔面への攻撃禁止。

▽バレーボール

サーブで試合が開始され、ボールが地面に着くまでに全身のどこかで3回以内の打数で相手コートにネット越しにボールを返す。6人制によるラリーポイント制5セットマッチで行われ、3セット先取で勝利。第1~4セットまでは25点先取、24-24となった場合は得点に関係なく2点差がつくまで続行。セットカウント2-2で第5セットに入った場合は15点先取。第5セットも14-14となった場合は2点差がつくまで続行。