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トップは沖縄!「旅番組で人気の観光地ランキング」九州/沖縄編

地域別の最後は、九州/沖縄地方です。

▽各県別登場回数

県名 回数
1 沖縄 33
2 鹿児島 18
3 大分 10
3 熊本 10
5 福岡 9
6 佐賀 5
6 長崎 5
6 宮崎 5

k095m01県別1位は沖縄県。本島はもとより、2つの島がランクイン。宮古島、竹富島も1度ずつ登場しています。2位は鹿児島県。こちらも島が2カ所トップ10入り。更に世界遺産の屋久島と、JR最南端始発駅がある枕崎が2回ずつ登場しました。s1_00000033位は大分県と熊本県。大分は2カ所、熊本が1カ所と、ともに人気の温泉地がランク入りしています。熊本では阿蘇も2回登場しました。
5位の福岡県では、水炊きやもつ鍋といったご当地グルメ旅が多く見られました。佐賀、長崎、宮崎は仲良く6位に。佐賀県では玄界灘の海の幸と有明海の干潟が登場、長崎県は五島列島に雲仙温泉、天草が紹介されました。宮崎県では高千穂がトップ10に入ったほか、日南海岸も2度登場しました。

▽観光地トップ10

観光地 回数 コメント
1 沖縄 26 サンゴ礁に囲まれたビーチリゾートは、離島も含めて人気が高い。ジンベイザメが目玉の美ら海水族館、首里城跡など琉球王朝時代の世界遺産観光も人気
2 別府 7 源泉数、湧出量とも日本一を誇り、国内の1割の源泉を有する温泉の街。関アジ・関サバ、城下カレイほか、豊後水道で獲れるグルメ旅も楽しめる
3 博多 6 200万人を超える人で賑わう5月のどんたくや、700年の歴史を誇る7月の祇園山笠は、博多を代表する祭り。博多ラーメンはじめ、中洲の屋台も大人気
3 湯布院/由布院 6 温泉地として名高く、豊後富士と呼ばれる由布岳を望む日帰り温泉はトレンド。阿蘇へと続く、やまなみハイウェイのドライブも人気が高い
3 奄美大島 6 イチ押しは、マングローブの原生林をカヌーで巡るツアー。スキューバダイビングやサーフィンをしに訪れる人も多い。鶏飯は代表的な郷土料理
6 桜島 5 霧島錦江湾国立公園に指定されている世界的にも有数の火山島で、鹿児島のシンボル。大隅半島と陸続きになったのは、1914年の大正噴火による
7 西表島 4 イリオモテヤマネコで有名な自然の宝庫。石垣島との間にある日本最大のサンゴ礁・石西礁湖を水中から見る観光船は、家族連れに人気がある
7 石垣島 4 日本有数のダイビングスポットとして名高い。西表島に次いで大きい沖縄の離島で、西表石垣国立公園内の白保地区は、海中公園としては国内最大
9 黒川 3 地域ブランド第1号として国から認可された「黒川温泉」。「街全体が一つの宿、通りは廊下、旅館は客室」のキャッチコピー通りと評判が高い
9 高千穂 3 天岩戸神社を出発し、名勝・高千穂峡を抜けて神話・伝説を辿るコースがオススメ。毎晩8時から行われる高千穂神社の夜神楽も人気スポット

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【プロ野球】離脱者ゼロのチームは?キャンプ故障者情報

キャンプインから一週間が過ぎ、各チームのキャンプは第2クールに入った。シーズンを乗り切る体力づくり、技術の向上、連係プレーの強化などさまざまな目的を持つキャンプだが、最も重要なポイントは「ケガ人が出ないこと」ではないだろうか。今回は12球団の「健康度」をみていくことで、シーズンに向けよい準備ができているチームはどこなのかを探ってみたい。

まずはパ・リーグからみていきたい。表1はパ・リーグ6チームの自主トレ、キャンプ中の故障情報をまとめたもの、表2は昨シーズン中からオフにかけて手術を受けた選手、昨年から故障を抱えている選手の一覧だ。

ソフトバンク:12球団で唯一ここまで離脱者を出していないが、レギュラーの長谷川、中村晃がそれぞれオフに手術を受けている。中村晃はすでに一軍に合流しているが、長谷川はまだ二軍での調整中だ。投手陣では手術明けの柳瀬、寺原と右肩の違和感が続く千賀がキャンプを二軍でスタートさせている。

日本ハム:離脱者なしで第1クールを終えたが、7日に石井がふくらはぎを痛めて離脱した。また、ルーキーの有原と正捕手の大野は昨年から右ひじを痛めておりキャンプは二軍スタート、大野の控えとして活躍した市川も腰の手術を受けたため二軍で調整を行っている。今後はキャッチャー2人の仕上がり具合がポイントとなりそうだ。

西武:初日から3日連続で故障者が発生した。とくに初日に背中痛を発症した岸の状態が気にかかるが、今のところ重症ではないようで、5日の休日にはオフ返上でランニングや体幹トレ―ニングを行っている。オフに肩やひじのクリーニング手術を受けた浅村、中村、秋山の3人は一軍スタートとなったが、昨年7月に股関節の違和感を発生させた十亀は、まだ二軍で調整中。投手陣の層に不安があるチームだけに回復具合が心配される。

ロッテ:昨シーズン中継ぎとしてフル回転した大谷が7日にひざを痛めた。また4日にはハフマンが太ももの張りで練習を早退している。こちらは軽傷のようだが、全力プレーが持ち味の選手だけに下半身の不安は気になるところ。

オリックス:主力2人が順調さを欠いている。T-岡田は自主トレ中に発生した右肩の違和感でまだ屋外でのバッティングを開始していない。比嘉も右肩に違和感があり、2日の時点では一部別メニュー調整となっていた。62登板とフル回転した昨シーズンの疲労が原因となっている可能性もあるだけに、今後の状態が非常に気がかりだ。11月に右ひじの手術を行った金子は一軍でキャンプをスタートさせた。まだブルペンには入っていないものの、40メートルの距離でキャッチボールを行うなど順調に回復している。

楽天:ショートのレギュラー定着が期待されていた西田が、自打球で左足の甲を骨折してしまった。全治には6~8週間かかるとみられている。調整の大幅な遅れは避けられず開幕に間に合うかも微妙なところ。レギュラー最有力候補が不在となったショート争いは、6日の紅白戦で先発した後藤、ウィーラーが中心になりそうだ。そのほか主力選手では中継ぎエースの福山が手術明けということで二軍からのスタートとなっている。
次にセ・リーグの状況(表2、表3)をみてみたい。

DeNA:第2クールに入って白崎が左ふくらはぎを負傷、二軍に降格となった。ただ故障者は少なく、左肩に違和感をかかえる大原が二軍調整中なのが目立つ程度。「健康度」は12球団一といえそうだ。

ヤクルト:新人の風張が自主トレ中に右足に張り、中元がインフルエンザを発症させたものの全体的には順調なキャンプを過ごしている。ただ最大の不安材料はバレンティン。オフにアキレス腱の手術を受け来日は3月となる予定だが、1日も早く元気な姿を確認したいところだろう。昨年3度目のトミージョン手術を受けた館山は復帰に向けて慎重に調整を行っている。

巨人:自主トレ中に腰痛に見舞われた坂本は6日に全体練習に合流、そのほかに離脱した選手もおらず各選手が順調にキャンプを過ごしている。二軍で調整中なのは長野、アンダーソン、矢野の3人。膝と肘にメスを入れ開幕に間に合うかが懸念されていた長野は、予定より早くキャッチボールとティーバッティングを再開、全力でダッシュも行うなど順調に回復している模様だ。

阪神:故障ではないが来日前にパスポートの盗難に遭ったゴメスは、キャンプへの合流が一週間遅れた。また鶴岡、マートンもふくらはぎや太ももを痛めており主力が順調さを欠いている。そんな中、右ひじのクリーニング手術を受けた西岡は一軍キャンプに参加、3月に強化試合を行う侍ジャパンのメンバー入りにも意欲を見せるなど体調に不安はなさそうだ。

中日:2年前のキャンプではインフルエンザの大流行に悩まされたが、今年も30日に濱田がノロウイルスに罹患、31日には武藤がインフルエンザを発症するなどいきなりのトラブルに襲われた。幸いにもその後は新たな感染者が出ておらず終息に向かっているようだ。残る心配は昨年続出した故障者の回復ぶり。岩瀬はキャンプ初日のブルペン入りを回避とまだ状態が不透明だが、吉見は初日から50球を投げ込み復活に向けて好スタートを切った。

広島:外国人選手が順調さを欠いている。セットアッパーとして期待された新外国人のザガースキーは4日の練習中に右足首を捻挫し全治3週間、新守護神候補のヒースも5日にインフルエンザを発症した。課題のリリーフ陣の調整が遅れるのは大きな不安材料になる。5日に肩の張りでブルペン入りを回避した大瀬良は7日にフリーバッティングに登板しており、調整の遅れはなさそうだ。

ここまで12球団の状況を見てきたが、最も順調にきているのはソフトバンクだろう。またDeNAは故障者の数が少なく今のところ大きな不安はない。逆に阪神、広島、西武はキャンプでの離脱者が相次いでおり、負の連鎖が起こらないよう注意が必要だ。とくに西武は離脱者に加え浅村、中村、秋山の主力3選手が手術明けと、不安材料は多い。同じくリハビリ中の主力が多いのが巨人、中日。今のところ順調に回復している選手が多そうではあるが、今後も各選手の状態には注意が必要だろう。

表1

“表1

表2

表2

表3

表3

表4

表4

1位は出雲!!「旅番組で人気の観光地ランキング」中国/四国編

第6弾は、中国/四国地方を紹介します。

▽各県別登場回数

県名 回数
1 島根 21
2 岡山 12
3 山口 7
3 愛媛 7
5 高知 5
6 香川 4
7 徳島 3
8 鳥取 2
8 広島 2

yjimage (10)県別の1位は21回登場の島根県でした。上位にランクされた出雲、松江のほかに、しじみで有名な宍道湖も1回登場しています。2位は岡山。瀬戸内海を巡る旅の玄関口として2ケタの登場となりました。3位は、松下村塾を築いた吉田松陰ら、幕末から明治維新に関わった人物を多く輩出した山口と、闘牛で有名な宇和島やタオルで知られる今治などがある愛媛で、7回ずつの登場でした。SONY DSC4位高知からは2地区がトップ10入り。幕末の志士・坂本龍馬像がある桂浜も人気スポットです。うどん県を自任する香川は6位。小豆島のほか、パワースポットといわれる金刀比羅宮も有名です。西日本でも有数の険しい山岳地帯を有する徳島は7位でした。砂丘で知られ、西日本最大規模の大山スキー場を持つ鳥取は8位、同じく8位の広島からは宮島がランクインしています。

▽観光地トップ10

観光地 回数

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1 出雲 15 寝台特急・サンライズ出雲で行く出雲大社への旅は、「女子会旅」として大人気。縁結びの神様をお参りし、玉造温泉に宿泊、帰路は飛行機が定番となっている
2 瀬戸 12 瀬戸大橋や瀬戸内しまなみ海道をドライブする旅、豊富な海の幸を食べ歩くグルメ旅など、岡山、広島、香川、愛媛の4県を紹介する番組で度々登場
3 松江 7 国の重要文化財・松江城がある城下町。水の都を巡る街歩きが人気で、郷土料理の出雲そばは、岩手のわんこそば、長野の戸隠蕎麦と並び、三大そばといわれる名物
4 愛媛 6 夏目漱石「坊っちゃん」の舞台・松山には、日本最古といわれ、日本書紀にも登場する道後温泉がある。伊予柑に代表される柑橘系の一大産地でもある
5 四万十 4 日本最後の清流と呼ばれる四万十川。沈下橋が架かり、昔ながらの伝統漁法が見られる四万十川は、カヌーのメッカでもある。天然のアユやウナギは垂涎の的
6 徳島 3 大歩危から祖谷のかずら橋を巡るコースが人気。鳴門の渦潮は起潮力が強い春がオススメ。毎年8/12から4日間行われる阿波おどりは世界にも知られる夏祭り
6 土佐 3 日本鶏の原産が8品種ある鶏大国の高知の中でも、土佐ジローは高級地鶏として名高い。カツオはもちろん、南国土佐を代表するフルーツの文旦でも有名
6 山口 3 下関のフグほか海鮮グルメの旅でランクイン。日本屈指の大鍾乳洞で有名な秋芳洞、錦帯橋に白壁の町並み、奇岩で知られる大海島など、人気の観光名所も多い
9 宮島 2 宮城・松島、京都・天橋立と並ぶ日本三景の1つ。アナゴやカキが名産で、回廊で結ばれた海上社殿が美しい厳島神社は世界文化遺産
9 小豆島 2 映画「二十四の瞳」のセットで造られた映画村や、干潮時に現れるエンジェルロードは人気スポット。日本で初めて栽培に成功したオリーブが名産品

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やはり京都!!「旅番組で人気の観光地ランキング」近畿編

5回目は、近畿地方のランキングをお届けします。

▽各県別登場回数

県名 回数
1 京都 34
2 和歌山 12
2 兵庫 12
4 大阪 8
5 滋賀 4
6 奈良 2

200050106071位は京都で34回登場。外国人が行きたい日本の観光地ナンバーワンとあって、京都駅を起点としたエリアの名所案内が大半を占めていました。ランク外では清水寺、嵯峨野、鴨川が1度ずつ登場しています。2位は和歌山と兵庫で12回ずつの登場。和歌山は熊野古道を巡る旅が殆どで、兵庫は3地区がトップ10にランクインしています。yjimage (9)4位大阪も繁華街の食べ歩き番組で登場回数を増やしました。ハリポタ・エリアで大人気のUSJも1回登場しています。5位の滋賀は琵琶湖を取り上げた番組がランク入り。奈良は古刹や名所旧跡が多い観光地ですが、2回登場にとどまりました。

▽観光地トップ10

観光地 回数

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1 京都 34 ピンポイントではなく、定番スポットを巡る旅として堂々のトップに。茶の湯が盛んな京都は懐石料理でも名高く、日本が世界に誇る観光地である
2 熊野 10 石畳の美しい大門坂を上り、熊野那智大社、那智の滝を抜ける約2.5㌔、1時間のコースは、那智勝浦温泉も近く、初めて熊野古道を歩く観光客に人気が高い
3 大阪 7 食道楽の街らしく、たこ焼きにお好み焼き、串カツといった定番グルメや、日本一の高層ビル・あべのハルカス、道頓堀などでの食べ歩きでランクイン
4 祇園 6 八坂神社(祇園社)の門前町として発展。7月に1カ月間行われる祇園祭は、東京・神田祭、大阪・天神祭とともに日本三大祭の1つといわれるユネスコの無形文化遺産
4 神戸 6 ハーバーランド、六甲山、有馬温泉、異人館通り、南京町ほか、数多の観光スポットを抱える港町。20回を数えるルミナリエには毎年300万人以上が訪れる
6 琵琶湖 3 東海道五十三次最後の宿・大津が湖南にある日本最大の湖。草津宿から大津宿に向かう湖上水運の危険さを詠んだ宗長の歌は、急がば回れの語源である
6 嵐山 3 象徴ともいえる渡月橋を渡り、嵯峨野の小径を散策するコースは定番。山と渓谷を走るトロッコ列車で亀岡へ行き、2時間かけて嵐山へ戻る保津川下りも人気が高い
8 奈良 2 法隆寺をはじめとする仏教建造物、東大寺などの文化財は世界遺産。石舞台古墳のある明日香村を巡る旅や、200種類3万本が山を埋め尽くす吉野の桜も人気スポット
8 姫路 2 シラサギを市の鳥とし、NHK大河ドラマで有名な黒田官兵衛ゆかりの地。大天守を修理中の世界遺産、国宝・姫路城のグランドオープンは3/27
8 竹田城跡 2 日本のマチュピチュといわれる天空の城址がブレイク。虎が臥したようなシルエットから「虎臥城」とも呼ばれる。2012年には「恋人の聖地」認定も受けた

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【プロ野球】岩村&多田野も参加、独立リーグの今

日本には日本プロ野球機構(NPB)以外にも、プロの野球リーグが存在することをご存じだろうか。四国を中心に試合を行う四国アイランドリーグplus(以下四国リーグ)、北信越とその周辺地域を地盤とするルートイン・ベースボール・チャレンジ・リーグ(以下BCリーグ)、2013年で活動を休止した関西独立リーグに参加していた2チームが新たに立ち上げたBASEBALL FIRST LEAGUE、そして女子のプロ野球リーグとして2010年にリーグ戦を開始した日本女子プロ野球機構の4つだ。このうち日本独立リーグ野球機構に所属する四国リーグは今年で11年目、BCリーグは9年目のシーズンを迎えた。今回は設立から10年前後を経たこの両リーグを、「育成」と「集客」という面で比較することで、2つのリーグの現状を紹介していきたい。

表1

表1

ますは両リーグの概要から紹介したい。四国リーグは2004年に設立され、2005年度より公式戦を開始した。四国4県に1チームずつを置いてリーグ戦を行い、途中福岡や長崎、三重のチームが参加することもあったが、このリーグ拡大路線はうまくいかず2012年以降は再び四国の4チームで試合を行っている。リーグの主たる目的である選手育成の面ではリーグ初年度から2人が育成ドラフトで指名され、2006年にはのちにNPBで首位打者を獲得する角中勝也が、ロッテからリーグ初の支配下登録枠のドラフトで指名(7位)を受け、2013年の支配下ドラフトでは又吉克樹がリーグ過去最高となる2位で中日に指名され入団、1年目から新人王を争う活躍をみせた。

一方のBCリーグは2006年に設立、2007年度に初のシーズンが開幕した。初年度は新潟、富山、石川、長野の4チームでリーグ戦を行ったが、2008年シーズンから群馬と福井の2チームが参加し、以降は6チームを2地区に分けて試合を開催している。そして今シーズンは7年ぶりの新加入チームとして福島と、埼玉北部を本拠とする武蔵の2チームが参加、4チームの2地区制で行われる。選手の育成では初年度に唯一指名された内村賢介(楽天→DeNA)がNPBでも結果を出したが、以降は苦戦が続き、初の支配下登録枠での指名となった前田祐二(オリックス)が一軍でも勝利を挙げているのが目立つ程度だ。

■育成力では四国リーグに軍配

表2

表2

ではまず2つのリーグの育成力を比較してみたい。表2はこれまでのドラフト会議での指名結果をまとめたものだ。支配下、育成、2つのドラフトでの合計指名人数では四国リーグの4チームが上位を独占した。とくに香川の指名数は飛び抜けた数字となっている。香川の所属選手は2006年以降のドラフトで必ず1人は指名されており、支配下選手枠での指名も7人でトップだ。NPB入り後も約半数の9人が一軍の試合に出場しており、育成という面では最も結果を出しているチームになっている。四国リーグの残り3チームは指名数がほぼ同数、愛媛は一軍経験者が香川に次ぐ6人とNPB入り後も結果を出せる選手が多く、徳島は支配下ドラフトで4人が指名されているように、ドラフト時の評価が高い反面、一軍で結果を残したといえる選手はまだいない。高知は人数で最も劣るものの、独立リーグ出身者としては最高の結果を残している角中を輩出している。さらに四国リーグは選手強化の一環として2015年から6月7月の2か月間リーグ戦を行わず、その期間に北米への遠征を行うことを決めた。北米の有力な独立リーグのチームと試合を行うことでよりいっそうの強化を図る目的だ。四国4チームがNPBへの選手輩出という面でそれぞれ結果を残している一方、BCリーグの各チームは結果が出ていない。初年度に指名された内村が楽天で戦力として定着する好スタートだったが、2年目以降は毎年指名者を出しながらNPBでの結果が出ていない。2012年以降はオリックスとソフトバンク以外のチームからの指名がなく、NPB球団の関心が薄れているきらいがある。

■大物の獲得で集客力を回復させたBCリーグ

表3

表3

次に集客面からの比較を行った。表3は両リーグの観客動員数の推移である。四国リーグが伸び悩んでいるのに対し、BCリーグの数字が順調に伸びていることがお分かりいただけるだろう。四国リーグは初年度に19万1,194人(1試合平均1,068人)を記録したものの、これは無料券を大量に配布した効果も大きかったようだ。2008年以降は一貫して下落傾向にあり、ここ3シーズンは10万人に届かず、1試合平均でも500人強と厳しい数字となっている。さらに今シーズン、リーグでは経費圧縮の方策として土日中心に行っていた試合を平日の連戦中心に変更、試合期間を集中させて高校野球などと競合する6、7月には試合を行わず北米に遠征することを決めた。この構想が集客にどのように影響するのか、裏目に出れば集客へのダメージは避けられず、これ以上の観客減はリーグの存続を危ぶませるものになるだけに今後の状況に注目したい。

表4

表4

育成では四国リーグに遅れをとっているBCリーグだが、集客では近年回復傾向にある。2012年には過去最低となる16万7157人まで減少していたが、2014年は前年より約2割増となり3年ぶりに20万人台を回復した。チーム別(表4)では群馬、石川の伸びが目立っている。この2チームに共通する要素が「元NPBの大物」の加入だ。群馬には2014年にアレックス・ラミレス(元巨人)を獲得、その集客力は抜群で1試合平均の観客数は約400人も増加、今シーズンもGMとして残留することになった。ただ昨シーズン終盤にはその集客力に陰りが見え始めていた。一時的な人気で終わらないためにも今年は重要なシーズンになる。石川は2013年の木田優夫(元日本ハム)獲得で観客数がアップ。木田は2014年には選手兼任のGMに就任し、営業面にも奔走、リーグ最下位クラスだった動員力を大きく向上させた。その手腕もあって今季は日本ハムのGM補佐に就任している。この2チームの成功もあってかこのシーズンオフには各チームが元NPB選手の獲得に力を入れ始めた。新規参入の福島は選手兼任監督として岩村明憲(元ヤクルト)を獲得、さらに真田裕貴(元ヤクルト)村田和哉(元日本ハム)も選手兼任コーチに就任している。信濃は高橋信二(元オリックス)、木田の去った石川は元メジャーリーガーでもある多田野数人(元日本ハム)を獲得した。また元NPB選手に限らず話題性豊富な選手が目立つのも特徴で、群馬はラミレスの甥であるヨンデル・ラミレスをドラフトで指名、新潟は同じくドラフトで桑田真澄の息子である桑田真樹を獲得した。石川には「ナックル姫」として知られる吉田えりも2014年シーズンから加わっている。四国リーグと比較(表5)しても元NPB選手の在籍率が多いことが一目瞭然だ。

表5

表5

■特色を出し始めた両リーグ

育成で結果を出した四国リーグ、集客を回復させつつあるBCリーグ、2つの独立リーグはそれぞれの特色を生かす方向で今後の発展を目指している。四国リーグが今シーズンから行う北米遠征は、選手の育成が最大の目的というリーグの理念に基づくもの。プロを目指して野球を続けたい選手たちのための場をつくる、というリーグ設立時の大きな目標から方向性がぶれずに進んでいる印象だ。NPBを目指すなら四国リーグ、という存在になる日がくればそれがリーグの成功といえるのではないだろうか。

一方のBCリーグも、もちろんNPBを目指す選手たちが野球を続ける場ではある。しかし群馬や石川の成功は、BCリーグがNPBをリタイアした選手やNPB復帰を目指す選手たちの受け皿にもなり得る可能性を示しているのではないだろうか。ラミレスや岩村といった大物選手の参加が大きな集客力を持つことが証明されれば、プロ野球選手がセカンドキャリアを過ごす場として確固たる地位を築けるだろう。NPBのチームがない地域で、地元に密着した「もう一つのプロ野球リーグ」という存在に進化していけるのか、日本野球界の発展のためにも奮闘を期待したい。