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発表! NHCラテ流行語大賞2014

12月1日に発表される2014ユーキャン新語・流行語大賞に先立ち、ラテ流行語大賞を一足早くお届けします。ラテ欄と格闘すること1週間、本家本元にノミネートされた今年の新語・流行語候補50語を、延べ十数人のスタッフが地道に調べ上げた結果です。
栄えあるラテ流行語大賞は「絶景」。2位以下をダブルスコアで引き離し、断トツでした。
情報番組が花盛りのテレビ界とあって、旅・紀行ものだけでなく、ワイドショーや夕方のニュース番組でもしばしば絶景スポットが紹介されています。
昨年、世界遺産に登録された富士山周辺や、日本のマチュピチュといわれる竹田城跡、外国人が行ってみたい観光地ナンバーワンの京都など、日本における絶景スポットだけでなく、60万人以上が「いいね!」と言っている「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」というFaceBookも流行語ノミネートを後押しした感があります。
2位以下は、ご覧の通り。ニュース番組の内容に使われた語句が多いほか、番組タイトルそのものが10位までに入ってきました。また、字数が限られていることから、省略された語句などを含めるとベストテンの顔ぶれが変わってきます。いずれも、ラテ欄の特性がよく現れた結果といえるでしょう。
さて、12月1日に発表される本家本元の大賞は何でしょうか? ベストテンに選ばれる語句とともに楽しみです。

<表1:完全一致している語句ベストテン>

順位 ノミネート語句 出現回数
1 絶景 475
2 ごきげんよう 214
3 集団的自衛権 135
4 デング熱 130
5 妖怪ウォッチ 106
6 レジェンド 62
7 イスラム国 54
8 昼顔 36
9 危険ドラッグ 32
10 セクハラやじ 21

<表2:略称もしくは異なる表記を含む語句ベストテン>

順位 ノミネート語句(異なる表記) 出現回数
1 絶景 475
2 ごきげんよう 214
3 STAP細胞はあります(STAP/STAP細胞) 174
4 デング熱(デング) 158
5 集団的自衛権 135
6 エボラ出血熱(エボラ) 130
7 妖怪ウォッチ 106
8 危険ドラッグ(脱法ハーブ/脱法ドラッグ) 65
9 レジェンド 62
10 イスラム国 54

<調査方法>今年1月1日付から10月31日付の新聞ラテ欄(首都圏版)に掲載されているNHK総合と民放5局を対象に、2014ユーキャン新語・流行語大賞候補にノミネートされた50語の出現回数を調査、ベストテンとしました。

ラテとぴ(本文用)

出演者の表記 ~Caféラテ5杯目~

カランコロン♪

珍しく、開店と同時にテレ美ちゃんがやって来ました。

「やあ、テレ美ちゃん、いらっしゃい」

「マスター、聞いて。昨日の縦読みが気になってラテ欄見てたら、おかしなこと発見しちゃったの」

「どうしたの? テレ美ちゃん」

ラジ男くんの問い掛けにカフェラテを頼みながら、テレ美ちゃんが話し出しました。

「あのね、歌番組にL’Arc〜en〜Cielが出てるんだけど、ラテ欄にはラルクアンシエルって書いてあるの。それにHey!Say!JUMPは平成JUMP。AKBとかV6はそのままなのに…何でかな?」

「それはね…」

マスターがおもむろに口を開きました。

テレビが大好きなテレ美ちゃんにとって、マスターは、ラテ欄雑学講座の先生なのです。

今日の疑問は、ラテ欄の出演者表記のようです。

「新聞は、いろんな年代の人が読むよね。特にラテ欄は、小さな子供からお年寄りまで、みんなが読むところだよね」

「うん。私の家では、ラテ欄はみんな読んでる。ラジ男くんトコもそうでしょ?」

「そうだね、僕の家でも家族全員が読んでるなぁ」

英語やフランス語などアルファベットの固有名詞は、カタカナ表記にするのが新聞編集の基本的ルールです。

「例えば、この前、スコットランドがイギリスから独立するか否かの住民投票があったよね。その時、発言が大きな話題になったエリザベス女王を『 Elizabeth』とは表記しないよね」

「確かに。アメリカ大統領のオバマさんもカタカナ表記だし、考えてみればみんなそうだね」

ラジ男くんは納得がいった様子でしたが、テレ美ちゃんはまだ首をかしげています。

「だけどマスター、AKBやV6、それにTOKIOもアルファベットなのはどうしてなの?」

「芸名に限っては、アルファベットの読み方そのままの場合と、ローマ字読みするケースはアルファベットでの表記を認めることにしているんだよ。老若問わず、新聞を読む人は、ABCは読めるからね」

「ふーん、そうなんだぁ」

「でもね、テレ美ちゃん、もちろん例外はあるんだよ。ラテ欄の内容は、専門の配信会社が新聞社から委託されて作成しているのは知ってるかな?」

「うん。気になってたから調べたことがある」

「元になる情報を出す放送局と編集権がある新聞社の間では、しばしば表記の仕方に食い違いが出るそうなんだ。そこで、間に立つ配信会社が両者の言い分を聞いて、時代の流れに沿った形で表記を統一していくんだよ。だから、昔はNGだったけど、今ではOKになったものが増えてきたんだ。ほら、見てごらん」

マスターが指さすラテ欄にはSMAPの文字がありました。

実はデビュー当初、SMAPはスマップとカタカナ表記されていましたが、世間の認知度が上がるにつれ、新聞社ではアルファベットのまま表記することを解禁したのです。

「でも、Hey!Say!JUMPは、どうして平成JUMPなんだろう?」

おやおや、今度は、納得していたはずのラジ男くんが首をかしげています。

どうやら、新たな疑問の種がまかれたようですが…。

さて、マスターはどう答えてくれるのでしょうか?

カランコロン♪

caferate

データで楽しむ日米野球 ―― 侍ジャパンが思わぬ苦戦を強いられる?

いよいよ10日から2006年以来8年ぶりに日米野球が開催される。今回は侍ジャパンの強化試合として、MLBオールスターチームと対戦する。そのため、タイブレークや球数制限など第4回WBCを想定した大会規定となっており、普段とはひと味違った真剣勝負が見られるかもしれない。今回は、そんな日米野球の楽しみ方をいくつかご紹介したい。

■今回導入される大会規定の観点から見た楽しみ方

主な規定をまとめたモノが表1となっている。この中で特筆すべきは「投手の球数制限」と「タイブレーク制」の採用ではなかろうか。まずは「球数制限」について。ざっくり説明すると、投げた球数によって投手の次回登板に影響が出てくるよ、というもの。つまり、1958年の日本シリーズで稲尾和久氏が演じたような7試合中6試合に登板し5連投で日本一に貢献! ということは出来ない。

表1

表1


その詳細が表2。各投球数に応じて次回登板までの間隔が決まるため、首脳陣にもシリーズ全体を見通した作戦が必要とされる。その分、投手の役割分担をはっきりさせていないと、打ち込まれたからと言って次から次へと投手を登板させた挙句、制限に引っ掛かって明日投げられる投手がいません…といったような大事にもなりかねない。
表2

表2

■問われる小久保監督の手腕

そこで侍ジャパンのメンバーはというと、表4にあるようにシーズンで中継ぎとして活躍している投手は2人で、他はすべて先発投手。小久保監督は「8試合もあって、1試合で先発できる投手が2人必要」と語るが、このメンバー構成がどう出るか。先発投手重視のメンバー構成で臨んだ前回WBCでは、救援重視のプエルトルコに苦杯を嘗めさせられ、同様の布陣のドミニカ共和国が優勝と、時代はまさに「球数制限」=「救援重視の布陣」となっているだけに、早速小久保監督の手腕が問われる形となる。

■侍 投手陣 vs MLB 攻撃陣

とは言うものの、やるのは選手。「タイブレーク制」をご紹介する前に、選手の観点から見た楽しみ方もご提案したい。アルバート・プホルスやライス・ハーパーらが出場辞退する中、今季ア・リーグで首位打者、最多安打、盗塁王を獲得したホセ・アルトゥーベや37本塁打で同リーグ2位のクリス・カーターら好打者が揃ったMLBオールスター。そんな彼らを侍ジャパン投手陣が抑えられるのか気になるところ。

表3にはMLBオールスターの主力打者とMLBに在籍する(した)日本人投手の対戦成績をまとめた。彼らが直接対戦するわけではないので参考程度にはなるがご参照いただきたい。通算成績では3割超の選手が3人いるが、今シーズンに限るとアルトゥーベ以外は抑えているのが実情。このデータから言えることは、切り込み隊長であるアルトゥーベには若干分が悪いものの、しっかりとその後に構える中軸を抑えることは可能ということだ。

表3

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■状況判断が問われるタイブレーク制

そして最後になるが「タイブレーク制」も勝敗を分けるカギとなりそう。こちらは9回を終えて同点の場合、延長10回以降は無死一、二塁から始まるというもの。打順は9回終了時点から引き継いで、先頭打者の直前の2人が一、二塁走者となる。こちらも普段のシーズンでは採用していないルールなだけに、実戦での状況判断が問われそう。侍投手陣には先発投手が多いとは言え、彼らが前回WBC同様に救援に回ることが十分予想される。

■タイブレーク向きの投手は?

表4では走者一、二塁時の今シーズン成績を投手別にまとめた(すべてのアウトカウントが対象)。中継ぎを主戦場とする西野と高橋の2人がタイブレーク時に登板の可能性を一番秘めていると思われるが、意外にもこの状況を得意としていないことが分かる。その他も被打率3割超の投手が多く存在するだけに、先述した役割分担の重要性がより増した形だ。

表4

表4

そんな中、タイブレーク向き筆頭は牧田か。リリーフ経験もあり被打率も低いことからも、ぜひ任せたいところ。続くは低い被打率から岩田や藤浪と行きたいところだが、ともに制球難があるため難しいか。相手が荒れ球に手を出してくれればいいが、そうでない場合はいきなりの満塁という状況も考えられなくはない。それだけに、本職である西野、高橋の奮起が必要不可欠。一打で得点に結びつくタイブレーク制にどの投手を起用するのか、注目したい。

「青少年に見てもらいたい番組」2014年秋

日本民間放送連盟は11月12日、加盟テレビ社(138社)が2014年秋改編期に選定した「青少年に見てもらいたい番組」一覧を取りまとめた。
今期の番組総数は1018番組で、そのうち在京キー5社の選定番組は29番組、それ以外の社(133社)が選定した番組がのべ989番組となっている。番組のうち各社が独自に選定した番組は385番組(126社)だった。

「青少年に見てもらいたい番組」2014年「秋」一覧表(PDF)

http://www.j-ba.or.jp/category/topics/jba101416

ラテとぴ(本文用)

これぞ金言!「木を見て森を見ず」~几帳面なヤツほどかかりやすい茂みに潜むわな~

編集原稿を点検~校正し、内容の正誤を訂正する校閲現場にあって、最も大切な心構えとされる金言が「木を見て森を見ず」。小事にとらわれ大事を見落としてしまう、そんな悔しくも恥ずかしい経験を持たない校閲者は、恐らくいないはずです。もちろん筆者も…。

さて今回のエピソード。現場は、いかなる「森」を見落としたのでしょう。

「第〇回全国センバツ高校野球(〇日・甲子園)の組み合わせ抽選会が〇日、行われた」。ある日のスポーツ紙面、とあるメーン記事の書き出し。途中を省き、記事は「各地区予選を勝ち抜いた代表校がしのぎを削る」うんぬんと、テンポよく文字を連ねていく。

ひと目でセンバツ甲子園の記事とわかります。高校野球原稿の校閲は、誤字の訂正、表記統一はもちろん、校名に選手名、試合記録の確認と、やりがいある作業。今回のタイトルになぞらえれば、いわば「うっそうとした森」。赤字たちが茂みに隠れていそうです。

あるある。まず、必ず出てくる赤字。「斉藤」を「斎藤」に直す。これ、同じようでも全く違う名字って知ってました? 次は「松商学園・新井」を「荒井」に訂正。続いて「神戸広陵」は「神戸弘陵」と。「学法石川(石川)」はひどい! 福島代表ですね。

よしよし、快調。校閲者は、ハンドブックや資料を見ながら作業を進めます。学校名表記も、一字一句なめるように調べていきます。鹿児島実業→鹿児島実、桐生第一→桐生一(=当時の表記。現在は第一でOK)。まあ、赤字とはいえないですけどね。

日頃から几帳面な担当者ならでは。選手の学年から身長・体重、利き腕まで、きっちり合わせないと気が済まないのでしょう。「選抜か、センバツか」まで気にする執着ぶり。

ところが、です。皮肉にも、えてして、こんな細かい性分の持ち主の方が、どでかい赤字を見落としやすいもの。そもそも、記事は「センバツ高校野球」。そう「選抜」というだけあって「各地区予選」など最初からないんです。大赤字でした。

木を見て森を見ず。ふと顔を上げ、全体を見渡せば、その場で拾えた赤字なんですが。

よくある赤字エピソード